平和への祈りを胸に、戦争の記憶を未来へとつなぐ特別な一日
2025年は、戦後80年という大きな節目。この記念すべき年に、神奈川県横須賀市では「戦争犠牲者を慰め平和を祈念する集い」が開催されます。
戦争の悲惨さと、今日ある平和の尊さを改めて心に刻む機会として、市民に広く開かれたこの催しは、追悼式典と落語公演という2部構成で行われます。
第1部:心静かに戦争犠牲者を追悼
イベントは2025年5月18日(日)午前10時に開場し、10時30分から第1部の追悼式典が始まります。
式典では、黙とうや献花、市長・遺族代表者による挨拶などを通じて、戦争によって命を落とした方々への哀悼の意が捧げられます。
また、横須賀市の地元高校生たち(三浦学苑高校、緑ヶ丘女子高校、横須賀総合高校)も、献花の補助などで参加。若い世代の手で平和への思いが受け継がれる姿は、深い感動を呼ぶことでしょう。
第2部:柳家さん八師匠による「落語で知る東京大空襲」
追悼式典に続いて、11時45分からは落語公演「落語で知る東京大空襲」が開催されます。
出演は、落語協会相談役としても知られる柳家さん八師匠。
笑いと涙を織り交ぜながら、東京大空襲という歴史的悲劇に光を当て、戦争の記憶を語り継ぐ内容となっており、落語ならではの表現力で平和の尊さを感じることができます。
自然・人文博物館では「戦中・戦後のくらしパネル展」も同時開催
さらに、会場隣の自然・人文博物館では、5月15日(木)から21日(水)まで「戦中・戦後のくらしパネル展」が行われます(※5月19日は休館日)。
当時の生活を伝える写真や資料が展示され、戦争が人々の暮らしにどれほど大きな影響を与えたかを改めて学べる貴重な内容となっています。
入場は無料、どなたでも参加可能
この集いは、入場無料・申込不要で、どなたでも参加できます。
ご家族で、あるいはおひとりで、戦後80年のこの節目に、あらためて「平和」について考えてみませんか?
平和の大切さを次の世代へと語り継ぐ、心温まる一日にぜひご参加ください。
開催概要
- 日時:2025年5月18日(日)開場10時
- 場所:文化会館大ホール(神奈川県横須賀市)、自然・人文博物館(文化会館隣)
- 入場料:無料
未来のために、今できること
80年前の戦争を直接知る世代が少なくなっていく今、平和の大切さを見つめ直す機会はますます重要になっています。
横須賀市のこの集いは、私たち一人ひとりが歴史に向き合い、未来に希望と平和を手渡していくための、大切なステップとなるでしょう。
