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都議選目前!関心は「物価高」70%、「政治とカネ」も影響大、国民民主が支持集める理由とは?

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2025年6月13日に告示、22日に投開票が予定されている「東京都議会議員選挙」。今回、紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI)が都内在住の18歳以上1,000人を対象に実施したオンライン調査結果が発表され、注目の動向が浮かび上がってきました。

投票先、国民民主がリード!半数が「まだ決めていない」現実も

「どの政党・会派の候補に投票したいか」という質問では、国民民主党が10.1%でトップに立ちました。続くのは自民(6.7%)、都民ファースト(4.7%)、れいわ(4.0%)、立憲民主(2.7%)と続きますが、「まだ決めていない」が48.4%と、圧倒的に多い結果に。

これは、政策や人物に対して慎重に判断しようとする有権者の意識が高まっている証拠かもしれませんね。

有権者が重視するのは「物価高対策」

今回の調査で最も多くの人が「関心がある」と答えたテーマは、「物価高対策」70.2%。続いて「政治とカネの問題」(40.2%)、「経済活性化・産業振興」(39.4%)と、生活に直結する政策への注目度が際立っています。

特に「必ず投票に行く」と答えた人に絞ると、「物価高対策」への関心が6割台と根強く、次いで「政治とカネ」「経済」が並ぶ形になりました。

政治資金の不記載問題、影響大きく

都議会自民党の「政治資金不記載」問題(いわゆる裏金問題)について、投票時に「考慮する」と答えた人が66.3%にのぼりました。

特に60代以上では「考慮する」割合が高く、支持政党別では立憲、れいわ、社民の支持者に強い反応が見られました。

この問題は、選挙戦において大きな争点の一つになりそうです。

若手かベテランか?有権者の好みは…

「実績豊富なベテランの男性」と「刷新を訴える若手の女性」どちらに投票したいかという問いでは、若手の女性候補に軍配(56.2%)が上がりました。

一方、「ベテランの女性」vs「若手の男性」では、若手男性が57.3%と支持を得ました。世代によって好みは分かれつつも、全体としては「刷新志向」が強まっている印象です。

新政党「再生の道」には厳しい評価も

2024年の都知事選に出馬し注目を集めた石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」については、「期待している」19.4%、「期待していない」62.4%と、やや厳しい評価に。

ただし、「名前だけ知っている」人も4割超となっており、今後の情報発信や政策次第で支持を広げる可能性は残されているかもしれません。

国民民主、都議選・参院選で存在感

今回の調査では、国民民主党が都議選に続いて、夏の参院比例代表でも支持率トップ(12.5%)となっています。

背景には、物価高や雇用不安への現実的な政策提言と、既存政党に対する「中道」の立ち位置を評価する声があるのかもしれません。

都議選の主役はまだ決まっていない

48%以上の人が「まだ投票先を決めていない」と回答した今回の調査。つまり、残り1か月の動き次第で勢力図は大きく変わる可能性があるということ。

候補者や政党が、いかに有権者の不安に寄り添い、リアルな政策を訴えられるかがカギとなりそうです。

KSI(紀尾井町戦略研究所)について

今回の調査を行ったKSI(紀尾井町戦略研究所)は、LINEヤフー株式会社の子会社から独立したコンサルティング企業。調査詳細はこちらで公開中です。

政策提言やクライシスマネジメント支援、新産業支援などを幅広く手がけるKSIは、今後の日本社会の未来を占う「リアルな声」に基づいた調査を発信し続けています。

これからの都議選、あなたはどんな一票を託しますか?

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