2025年5月4日、日本時間の夜8時——。東京をはじめ世界170カ国で一斉にスタートしたチャリティーランイベント
「Wings for Life World Run 2025」 が、今年も世界中を感動で包みました!
今年で12回目となるこのイベントは、脊髄損傷の治療法開発を目的としたチャリティーラン。なんと参加費の全額が寄付される仕組みで、2025年大会では過去最高となる
約14億円(860万ユーロ)の寄付が集まりました!
世界310,719人が参加!東京会場は熱気と笑顔に包まれた
東京会場では、レッドブル・アスリートや公式アンバサダーたちが登場し、700人もの参加者を盛り上げました。
仮面女子の猪狩ともかさんや、YouTuberの渋谷真子さん、元プロ野球選手の赤星憲広さんといった、車いすで活躍する著名人たちも参加。
レッドブル・アスリートとして、スキージャンプの小林陵侑選手、スノーボードの鬼塚雅選手、スケートボードの草木ひなの選手らが駆けつけ、競技の垣根を越えた一体感ある応援が東京の夜を彩りました。
優勝は福岡の福田穣さん!驚異の71.67kmで世界チャンピオンに
今年の男子優勝は福岡会場から出場した福田穣さん。なんと
71.67kmという大会新記録で、自身3度目の世界優勝を達成しました。
女子では、ドイツのエスター・ファイファーさんが59.03kmで世界女王に輝き、日本女子では東京初参加の屋代沙由未さんが44.04kmで国内1位に。
このランは“ゴールがない”?追ってくるキャッチャーカーとは
このイベント最大の特徴は、
「ゴールが存在しない」こと。
スタートから30分後、「キャッチャーカー」と呼ばれる追跡車が走り出し、参加者を徐々にスピードアップしながら追いかけます。
キャッチャーカーに追いつかれた地点が、その人の“ゴール”となるユニークなルールなのです。
自分のペースで挑戦できることから、車いすの方や初めてのランナーも安心して参加できる点も魅力。東京会場では、多くの仮装ランナーやフェイスペイントをした参加者が目立ち、まるでフェスのような盛り上がりに!
誰でもヒーローになれるチャリティーラン
このイベントに参加する人のほとんどはプロランナーではありません。それでも、“走れない誰か”のために走るという想いで集まった一人ひとりが主役なのです。
医師として参加した屋代沙由未さんは、
「医療現場だけでは解決できないこともあります。このイベントが治療研究に繋がると信じて走りました」とコメント。
またアンバサダーの猪狩ともかさんは、
「チャリティーイベントって堅苦しいイメージがあるけど、Wings for Lifeはとにかく楽しい! もっと多くの人に知ってほしい」と語っています。
来年もまた世界をつなぐ——2026年大会は11月にエントリー開始
来年の「Wings for Life World Run 2026」は、2025年11月5日からエントリー開始予定です。
「まだ走ったことがない」という人も、ぜひ次回はチャレンジしてみてください。
東京会場でも、また笑顔あふれるランナーたちの姿に出会えることでしょう。
世界中が一つになれるこのイベント——あなたも次の主役に!