髪のボリュームが気になる…そんな悩みに、和歌山県の築野グループ株式会社が面白いアプローチを見せてくれました。なんと、米ぬか由来の成分「イノシトール」と「フィチン酸」を特定の比率で組み合わせることで、育毛効果が大きく高まることが明らかになったんです！
育毛に米ぬか？意外だけど実はすごい成分が詰まってる！
米ぬかといえば、最近はスキンケアや健康食品でも注目されていますが、まさか育毛分野にも効果があるとは驚きですよね。築野グループは、こめ油の製造過程で得られる米ぬかに含まれる成分に長年注目しており、食品や化粧品、さらには医療分野まで幅広く展開してきた企業。
今回、2025年5月号の食品科学情報誌『FoodStyle21』にて、「イノシトール」と「フィチン酸」を1:3の質量比で混合したときに、毛髪成長促進作用が相乗的に高まるという研究成果が紹介されました。
それぞれの成分の役割とは？
イノシトール（IN）はビタミンB様物質で、体内では主に細胞膜の構成成分として活躍。代謝や神経機能にも関与しています。フィチン酸（PA）は、イノシトールに6つのリン酸基が結合した化合物で、抗酸化作用を持ち、細胞の健康を守る働きも。
これらの成分が、1:3の比率で配合されることで、ヒト毛乳頭細胞の増殖を促進し、髪の成長を後押しすることが分かりました。さらに、臨床試験では女性の髪のボリュームアップにも好影響があったとのこと。
使いやすさと安全性も魅力！
この「IPミックス（イノシトールとフィチン酸の混合物）」は、水溶性でローションなどに配合しやすく、しかも安全性も高いのが大きな魅力。これまでに食用やスキンケアでの使用実績もあり、肌に触れても安心です。
つまり、ナチュラル＆サステナブルな素材で、育毛をサポートできる可能性があるということ！環境にも配慮しながら、悩みにアプローチできるなんて嬉しいですよね。
米ぬかの100%活用を目指す築野グループの姿勢にも注目！
築野グループは、公式サイトでも発信している通り、米ぬかの成分を余すことなく活用し、「こめ油」「ファインケミカル」「オレオケミカル」という3事業で持続可能な社会づくりに貢献しています。
このような研究成果が生まれる背景には、「国産の資源をもっと有効に使いたい」「健康と美容を支える製品を生み出したい」という同社の思いがあるんですね。
今後の展開に期待！次世代の育毛剤に注目
今後はこのIPミックスを活かした育毛ローションやシャンプーなどの製品化も期待されます。自然由来成分で育毛を叶える新しい時代が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
薄毛・抜け毛が気になりだした方、これまでの育毛剤に満足できなかった方には、ぜひ注目してほしい新しい選択肢となるでしょう。
まとめ
- 米ぬか由来の「イノシトール」と「フィチン酸」を1:3で配合することで育毛効果がアップ！
- ヒト試験で女性の発毛改善効果も確認
- 水溶性＆安全性の高い成分で、化粧品への応用も期待
- 築野グループはサステナブルな企業姿勢で素材活用を推進中
髪の悩みに、和歌山の米ぬかから生まれたナチュラルな力を取り入れてみませんか？
